全日病支部だより

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全日本病院協会広島県支部の活動紹介

全日本病院協会広島県支部
支部長 大田泰正

全日本病院協会広島県支部は、地域医療の充実と病院医療の質の向上をめざし、学術研修、情報共有、関係団体との連携強化に取り組んでいます。2026年4月時点の加盟病院数は67病院で、二次保健医療圏別では、広島圏域28病院、広島西圏域5病院、呉圏域6病院、広島中央圏域4病院、尾三圏域8病院、福山・府中圏域16病院となっています。広島市を中心としながらも、県西部から東部まで幅広い圏域の病院が参加し、各病院はそれぞれの地域で急性期、回復期、慢性期、在宅・介護連携など多様な役割を担っています。

2024年度から2025年度にかけての2年間では、主催・共催を含め13回の研修会を開催し、延べ参加者数は723名にのぼりました。テーマは、病院経営、地域医療構想、医療DX、生成AI、サイバーセキュリティ、病医院マーケティング、専門病院の経営戦略、人材育成、診療報酬改定など多岐にわたります。いずれも、地域医療を支える病院が直面する実践的課題を取り上げ、現場の意思決定や経営改善、人材育成に直結する内容となるよう企画しています。参加者からは、最新の政策動向や先進事例を学べる機会として評価をいただいており、支部としても継続的な学術研修の重要性を改めて実感しています。

一方で、県内病院を取り巻く環境は厳しさを増しています。医師、看護師、介護職、薬剤師、臨床工学技士、事務職など、幅広い職種で人材確保が大きな課題となっており、一病院の自助努力だけでは限界があるとの声も多く聞かれます。今後、広島県支部では、加盟病院へのニーズ調査を踏まえ、医療人材の確保・定着・復職支援・リスキリングに資する研修事業をさらに強化していきたいと考えています。特に、広島県とも連携し、県内病院が地域で必要な医療を持続的に提供できるよう、行政、関係団体、会員病院が一体となった実効性のある事業づくりを進めてまいります。